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経営クイズ「財務分析(その2)」

 経営クイズ「財務分析(その2)」

問題1 (初級)


問題:

売上高総利益率(粗利率)を計算する公式は次のうちどれですか?


A) (売上高 - 売上原価) ÷ 売上高

B) 営業利益 ÷ 売上高

C) 当期純利益 ÷ 売上高

D) 売上高 ÷ 総資産


ヒント:

売上高に対する粗利の割合

答え:

A) (売上高 - 売上原価) ÷ 売上高


解説:

売上高総利益率は、売上高に対する粗利益(売上高から売上原価を引いたもの)の割合を示します。この指標が高いほど、売上に対して効率よく利益を得ていることを意味します。

問題2 (初級)


問題:

次のうち、安全性分析の指標はどれですか?


A) ROE(自己資本利益率)

B) 売上高営業利益率

C) 自己資本比率

D) 総資産回転率


ヒント:

財務の健全性を示す

答え:

C) 自己資本比率


解説:

自己資本比率は、総資産に占める自己資本の割合を示し、企業の財務的な安全性を測る指標です。この比率が高いほど、企業の財務基盤が安定していると判断されます。

問題3 (中級)


問題:

固定長期適合率を計算する公式は次のうちどれですか?


A) 固定資産 ÷ (自己資本 + 固定負債)

B) 流動資産 ÷ 流動負債

C) 自己資本 ÷ 総資産

D) 売上高 ÷ 固定資産


ヒント:

固定資産の調達源泉を示す

答え:

A) 固定資産 ÷ (自己資本 + 固定負債)


解説:

固定長期適合率は、固定資産が自己資本と固定負債でどの程度賄われているかを示します。この比率が100%以下であれば、長期的な支払能力が高いと判断されます。

問題4 (中級)


問題:

キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)を計算する際に考慮しない項目はどれですか?


A) 売上債権回転期間

B) 棚卸資産回転期間

C) 仕入債務回転期間

D) 固定資産回転期間


ヒント:

運転資金の効率性を示す

答え:

D) 固定資産回転期間


解説:

CCCは、売上債権回転期間と棚卸資産回転期間の合計から仕入債務回転期間を引いて計算します。これは企業の運転資金の効率性を示す指標で、固定資産回転期間は含まれません。


問題5 (上級)


問題:

財務分析で用いられる「カバレッジ比率」とは何を示しますか?


A) 利息支払い能力

B) 売上高成長率

C) 自己資本比率

D) 収益性指標


ヒント:

借入金返済能力に関連する指標

答え:

A) 利息支払い能力


解説:

カバレッジ比率は、企業が利息支払い能力をどれだけ持っているかを示す指標です。この比率が高いほど、企業は借入金に対する利息支払いが容易であることを意味します。一般的にはEBIT(利息及び税金前利益)と利息費用との比率で計算されます。


財務分析について

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