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執筆者の写真ふかや経営サポート

人間とエンターテインメントが、なぜ過剰な方向に進むのか?

更新日:10月14日

(DMMTV PR事務局 2024年10月4日  / PR TIMES)


(DMM TV公式 2024/10/04 / YouTube)



偶然、こちらの動画を見つけたのですが、動画内29:24以降の、きしたかの高野さんとみなみかわさんのやり取りが面白く、メモを取りました。


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※鬼のドッキリで涙あらすじ

突然、人里離れた山奥の牢屋に監禁された、きしたかの高野。

牢屋にはトイレがなく、裸に紙オムツを強要される。

牢屋から脱出するためには、「企画である」と伝えず、知人を呼び出してお金を借りなければいけない。

総額100万円回収した時点で、牢屋から脱出できる。

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みなみかわ(以下、【み】):(監禁されている高野を見て)「なにやってんねん お前」
きしたかの高野(以下、【た】):「ちょっと助けてください」
【み】:「めちゃめちゃ怖いやんけ」(夜遅く、道中の山奥は真っ暗闇だった)
【た】:(みなみかわを見て安堵の表情を浮かべる)
【み】:「え ちょっと待って」
【み】:「なるほどね」(企画の趣旨をおおよそ理解する)
【た】:「なるほどねじゃないよ」
【た】:「ありがとうございます まず来ていただいて 本当ありがとうございます 遠かったでしょ」
【み】:「めっちゃ遠いわ」
【た】:「ありがとうございます 本当に」
【た】:「ここの場所だけなんか言われて」
【み】:(高野の姿をあらためて見て)「ちょっと待って お前オムツやん
【た】:「オムツですよ」
【み】:「ってことは水ダウ(水曜日のダウンタウン)じゃないんか
【み】:「ここまでやるか? 地上波
【た】:(みなみかわの推理を受けて不安そうに)「水ダウ・・・じゃないの?
【み】:「もうオムツって領域いってんの 今」
【み】:「トイレ行かしてくれへんって領域なん 今


こんにちは。今回は、「トイレに行かせない領域」まで進化した、エンターテインメント業界の興味深い傾向について、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。



 

〈目次〉

 

人間とエンターテインメントが、なぜ過剰な方向に進むのか?



はじめに

 

私たちの周りを見渡すと、映画、テレビ番組、ゲーム、音楽など、様々なエンターテインメントが溢れています。


そして、そのコンテンツは年々、より派手に、より刺激的になっているように感じませんか?


なぜ、エンターテインメントはこのような過剰な方向に進んでいくのでしょうか?


今回は、この現象の背景にある要因を、経営の視点から解説していきます。




1. 人間の心理:「慣れ」と「飽き」

 
人間の心理:「慣れ」と「飽き」

まず、人間の心理から考えてみましょう。


私たちは新しい刺激を求める生き物です。


同じ刺激を受け続けると、そのうち「慣れ」てしまい、もはや刺激と感じなくなります。


これは「順応」と呼ばれる現象です。


(初学者のための心理学用語集)


例えば、最初はとてもスリリングに感じたジェットコースターも、何度も乗っているうちに、そのスリルを感じにくくなりますよね。

これと同じことが、エンターテインメントの世界でも起こっています。


視聴者やユーザーは、常に新しい刺激を求めています。

そのため、エンターテインメント業界は、常に「一歩先」を行く必要があるのです




2. 競争の激化:差別化の必要性

 

競争の激化:差別化の必要性

次に、ビジネスの観点から見てみましょう。


エンターテインメント業界は非常に競争が激しい分野です。


映画、テレビ、ゲーム、音楽など、様々なジャンルで多くの企業が競い合っています。


このような環境下では、他社との差別化が重要になります。


「普通」のコンテンツでは、競合他社に埋もれてしまう可能性が高いのです。


そのため、企業は「より派手に」「より刺激的に」というアプローチを取りがちになります。




3. テクノロジーの進化:可能性の拡大

 

テクノロジーの進化:可能性の拡大

テクノロジーの進歩も、エンターテインメントの過剰化に一役買っています。


CGや音響技術の発展により、かつては不可能だった表現が可能になりました。



例えば、映画の特殊効果を考えてみてください。


昔の特撮映画と比べて、現代のSF映画の映像はどれほど進化したでしょうか。


技術の進歩により、クリエイターの表現の幅が大きく広がったのです。


これは、より大胆で過激な表現への挑戦を可能にしました。


同時に、視聴者の期待値も上がっていきます。




4. SNSの影響:話題性の重要性

 

SNSの影響:話題性の重要性

現代では、SNSの影響力も無視できません。


多くの人がSNSを通じて情報を共有し、コミュニケーションを取っています。


エンターテインメント業界にとって、SNSでの「話題性」は非常に重要です。


より過激で印象的なコンテンツほど、SNSで話題になりやすい傾向があります。



そのため、企業は「SNSで拡散されやすい」コンテンツ作りを意識するようになりました。




5. グローバル化:文化の融合

 

グローバル化:文化の融合

ビジネスのグローバル化も、エンターテインメントの過剰化に影響を与えています。


世界中の文化が融合することで、より多様で刺激的な表現が生まれやすくなりました。




例えば、ハリウッド映画に日本のアニメの要素が取り入れられたり、K-POPに西洋のポップミュージックの要素が融合したりしています。


このような文化の交流は、新しい形のエンターテインメントを生み出す土壌となっています。




6. 経済的要因:投資の増大

 

経済的要因:投資の増大

最後に、経済的な要因も考慮する必要があります。


エンターテインメント業界、特に映画やゲームなどの分野では、制作費が年々増加しています。


大きな投資には、それに見合うリターンが求められます。


そのため、企業はより多くの観客やユーザーを引き付けるために、「派手で刺激的」なコンテンツ作りに走る傾向があります。




まとめ:エンターテインメントのバランス

 

ここまで、エンターテインメントが過剰な方向に進む要因を見てきました。


人間の心理、ビジネスの競争、テクノロジーの進歩、SNSの影響、グローバル化、経済的要因など、様々な要素が複雑に絡み合っていることがわかります。


しかし、過剰なエンターテインメントには注意も必要です。


視聴者やユーザーの感覚が麻痺してしまったり、本来のメッセージや芸術性が失われてしまったりする危険性があります。


エンターテインメント業界に携わる企業は、「過剰」と「適度」のバランスを常に意識する必要があります。


視聴者やユーザーを楽しませつつ、同時に社会的責任も果たしていく。


そんなバランスの取れたアプローチが、長期的な成功につながるのではないでしょうか。


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